大阪憲法しんぶん速報版 No.230

「今こそ憲法を守り生かす大運動を」(3.6幹事会)
「思想調査」「教育・職員基本条例案」を許すな!
100万署名広げ、3.18御堂筋パレードに参加しよう

3月6日、第3回大阪憲法会議幹事会が26名の出席のもと開かれました。梅田幹事長のあいさつに続き、西副幹事長から「比例定数削減問 題」について、丹羽副幹事長から「いわゆる2条例案のねらい」について講演をいただきました(要旨は別項)。それをうけて積極的な議論がおこなわれまし た。当面の活動として、橋下・「維新の会」の「思想調査」「教育・職員基本条例案」を許さないたたかい、そのことを含めて憲法を守り生かす運動の本格的と りくみが強調されました。

比例定数削減問題ミニ学習会

 民意を反映する選挙制度改革を!

1.今の情勢について―

小選挙区区割り是正案を先行させ、その後比例定数削減(税・社会保障一体改革閣議決定)。「一票の較差」是正と定数削減、選挙制 度の抜本改革の3点セットの実現を図るとしていた約束を無視したため国会は紛糾。野田総理が予算委員会で陳謝。党首討論を経て、衆院選挙制度に関する各党 協議会(座長・樽床民主党幹事長代行)が各党から意見聴取の上、民主党案提示の予定。

2.あるべき選挙制度

各党協議会において公明党などが求めていた小選挙区比例代表連用制の一部導入も検討。連用制は比例代表部分で議席を割り振る仕組 み(小選挙区獲得議席プラス1で割る)が異なり、並立制と比べて「補正効果」が働き、「小政党にも配慮したもの」といわれている。それでも比例代表制で獲 得できる議席より少なく、逆に大政党への投票の多くが死票となるなど、民意の反映という点で致命的な問題点をもつ制度である。抜本改革をいうのなら民意を 誠実に反映する制度にすべきである。それは定数削減を許さず、すべてを比例代表制にすることである。あるべき選挙制度について真剣に考えるチャンスであ る。

 

公教育の破壊と府民・市民の分断を狙う大阪維新の会
-いわゆる二条例案は何を狙うのか-

・11月のダブル選挙後、教育に徹底した競争原理を持ち込む。府立高校の学区廃止、学力テストの結果公表、大阪市立の小中一貫エ リート校創設、学校選択制、西成での「教育バウチャー」、義務教育への留年(落第)の裏表で本音はできる子のとび級導入。グローバル化の中でのエリート育 成が公教育の役割「資源の有効活用」。

・職員と市民・府民の分断。憲法違反の思想調査、「職務命令に反するもの」は免職。違反五回(同一の場合は三回)で免職。機械的な 積み重ねでの懲戒処分は違法(一月の最高裁判決との矛盾)。違憲、違法という方が悪い、最高裁が悪い、憲法が悪い、9条が悪いという橋下氏のパフォーマン ス。

・憲法敵視の維新「維新八策」、大阪二条例の法律化、国政をめざす。憲法9条が諸悪の根源、九条の議論の方向が改憲に向かえば「民意」、向かわなかれば「九条」敵視キャンペーン。

・維新と周辺、選挙がらみで動く公明、自民、民主。維新の会会合に参加して、「自分たちと同じ方向」を表明した安倍元首相。靖国派、日本会議など橋下氏を利用して自分たちのやりたいことをやろうという動き。橋下氏だけに気をとられすぎてはいけない。

9条を冒涜する橋下市長の暴言の撤回と
憲法にもとづく政治を求める

― 3月9日、梅田幹事長「声明」発表と橋下市長に抗議要請文を送付

(以下、抗議要請文を要約し紹介)

貴職はツイッターで「世界では自らの命を落としてでも難題に立ちむかわなかればならない事態が多数ある。日本では、がれき処理になったら 一斉に拒絶。すべては憲法9条が原因」だと発信。これに関し記者の質問に答え、憲法9条について「何もしなくても平和は維持される。平和を維持するために は、自ら汗はかかないというのが根源の精神」などと驚くべき認識を披露しました。

憲法9条1項は政府に対して国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄することを求め、また2項では交戦権の否認と戦力の不保持を政府に 義務づけています。1項の趣旨は国連憲章にも明記され、今日では多くの国々の憲法でも取り入れられている平和条項です。2項はアジア太平洋戦争の反省の上 に立って、徹底した平和主義を謳うものです。これこそが憲法9条の根本精神であって、「各国議会は日本国憲法9条のように政府が戦争をすることを禁止する 議決をすべき」というアピールも採択されています(1999年ハーグ世界市民平和会議)。「自ら汗をかかない」どころか平和を求める世界の市民は9条のよ うな規範を確立するために日夜奮闘しているのです。今回の貴職の見解は、憲法9条の根本精神をまったく理解できていないというほかはありません。

貴職はこの間、大阪市の職員全員にとどまらず市民、国民への「思想調査」を強行しました。また、「日の丸」「君が代」起立強制条例の強行に続き、「職員基本条例案」や「教育基本条例案」を提出しようとするなど、平然と憲法を蹂躙し続けています。

私たちは、貴職の憲法9条冒涜発言に断固抗議するとともに、発言の撤回を要求するものです。さらに、貴職が憲法尊重・擁護義務(99条)を果たし、憲法を生かす政治を行うよう強く要求するものです。

2012年3月9日

憲法改悪阻止大阪府各界連絡会議(大阪憲法会議)
幹事長 梅田章二

◆各団体・地域からも積極的に抗議のFAXを送りましょう

改憲策動を強める自民・民主・「維新の会」

「二大政党」の支持基盤が崩壊し、これを反動的に「打開」しようとする政党策動が強まっています。憲法審査会が始動しはじめた下で、自民、民主、橋下「維新の会」の改憲、壊憲策動を許さないたたかいが重要です。

自民党-3月2日の憲法改正推進本部で第二次憲法改正草案の原案を決定し、4月28日までに党内のとりまとめをおこなうと しています。第二次草案は、2005年「新憲法草案」の「バージョンアップ」版として、天皇の元首化や集団的自衛権行使などより復古的色彩をうちだしてい ます。

・集団的自衛権・・・1項(戦争放棄条項)に「自衛権の発動を妨げない」と追加。「自衛軍の組織、統制、機密の保持に関する事項は法律で定める」とする規定を新設。機密保全法の憲法上の根拠、軍法会議も明記。
・天皇の元首化 ・「国旗・国歌」尊重義務を明記
・「緊急事態」・・・武力攻撃やテロ、大規模地震災害時に内閣総理大臣が「緊急事態」を宣言、「法律と同じ効力を持つ政令」を制定できることや国民の服従義務を規定

民主党-2月29日、党の憲法調査会の総会を開き、党の壊憲論議を「復習」するとともに、「個別・緊急のテーマすべきテーマがある。論点整理し、緊急課題を扱う」とのまとめをおこないました。

橋下・「維新の会」-3月10日、次期総選挙の公約となる「維新八策」の原案を発表しました。「日本再生のためのグレートリセット(再起動)」として出された中身は小泉構造改革路線へのリセットであり、安倍壊憲路線へのリセットを特徴としています。

・憲法9条についての国民投票
・憲法改正要件(96条)を3分の2から2分の1へなどをうちだしています。
・首相公選制や参議院廃止も視野に入れ抜本「改革」

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