民意をゆがめる比例定数削減ストップ!府民のつどい

↓衆議院議員定数削減問題の深層と真相 森 英樹さん(龍谷大学教授)

        

「1.28府民のつどい」
「比例定数削減は、絶対にストップさせよう」
1000名が決意を共有

2011年1月28日に憲法会議など5団体がひらいた「民意をゆがめる比例定数削減ストップ!1.28府民のつどい」には、1000名が参加しました。

大阪労連議長のあいさつ、清水ただしさんの連帯あいさつに続き、ナオユキさんのユーモアあふれる憲法漫談、そして、龍谷大学教授の森 英樹さんが「衆議院議員定数削減問題の深層と真相」のポイントをわかりやすく解明されました。それをうけ、団体・地域の代表6名が「私の決意」を表明しました。

「タイムリーな集会であった」「仕事帰りで疲れていたが、きてよかった」「中央公会堂の大会場が満員になる事実が本問題の重要性を物 語っている」「民主主義の破壊は生活者の破壊。国民の声が届かない政治にしてはいけないと改めて感じた」など、多数の感想がよせられました。そして、「今日の話を一人でも多くの人に伝えたい」「職場で対話をすすめたい」「地域で署名にとりくみたい」「意見書採択運動が大事だと思った」「小選挙区制の廃止の 運動につなげたい」「日本の民主主義を守る第一歩が今夜の中の島からふみだしたと評価されるように頑張りたい」との決意もたくさん述べられています。この「つどい」をばねに、要求実現や地方政治の民主的前進のとりくみと固く結び、比例定数削減阻止にむけた運動を大きく発展させてゆこうではありませんか。

「1.28府民のつどい」へ、以下の政党、国会議員の方々から、メッセージを寄せていただきました。

・日本共産党参議院議員 市田忠義さん
・日本共産党衆議院議員 吉井英勝さん
・日本共産党衆議院議員 宮本たけしさん
・日本共産党参議院議員 山下よしきさん
・社会民主党大阪府連合代表 衆議院議員 服部良一さん
・新社会党大阪府本部委員長 山下けいきさん
・自由民主党衆議院議員 竹本直一さん

記念講演
衆議院議員定数削減問題の深層と真相

森 英樹さん(龍谷大学教授)

1.どこまできているか

①通常国会菅首相施策方針演説にて、6月までに社会保障改革の全体像と必要な財源を確保するための消費税を含む税制抜本改革の基本方 針を示す。国民負担増を求めるには「行政の無駄」排除に加えて、「議員定数削減など国会議員も身を切る覚悟を国民に示すことが必要」②表層の下にある深層。民主党内部文書(12月1日配布)「当面衆院定数80削減、将来は完全小選挙区制」、民主党大会活動方針(1月13日)議員定数、歳費削減、国会改革を「徹底的に進める」。

2.表層のレトリックと深層の真相

1994年政治「改革」の改造という「制度哲学」から「ムダ」「リストラ」論へシフトチェンジ。日米同盟強化+新自由主義推進という自民党との競争的2大政党制構築。小選挙区制(主軸)への以降、その突破口としての比例80削減。

3.比例定数削減批判のツボ

94年「改革」後に進行した「政治」の劣化。討論でなく口論に堕した国会。小選挙区制効果による「民意」捏造のみならず、制度が民 意自体を変造する。「民主的必要経費としての議員」という原点。「削減されるのは民意」という視点。「支持政党が排除される、のではなく、民主主義が排除 される」という観点(多様な声が反映されないという正義と公正の見地から)。今後の展望について・細川護煕元首相、河野元自民党総裁など94年「政治改 革」の主犯たちの反省(小選挙区制の判断は正しかったのか)・民主党内「慎重」派の存在・地方議会からの反対意見書・労働運動、住民運動、市民運動等の切実要求との結合・「ムダ」論に乗る「世論」に潜在する現状批判。与論(popular sentiment)を与(輿)論(public opinion)に引き上げる。

リレートーク「私の決意」!

中学校教員

私たち、教育に携わる者も比例定数削減反対の声をあげ、みなさんと連帯したいと思います。教師のクラス運営は、「声の大きい子」や多数の意見だけを採り上げて行うことはしません。少数の意見も大切にしますし、言いたくても声の出せない子にも目を向けています。少数の中にきらりと光る考えや意見があることや先を見通した意見があることを知っています。比例定数削減は、声の大きな政権与党に有利な仕組みを作るものです。憲法を守り民主的な 子どもを育てたいという私たちの声や小さな声、弱者の声がかき消される比例定数削減には皆さんとともに断固反対し、たたかいます。

看護師

今、医療の現場において高齢者のおかれている現状は悲惨です。後期高齢者医療制度により医療負担は増え、介護保険制度によりディサー ビスの回数を増やせず、暑い夏や寒い冬の日でも週1回の入浴で我慢せざるをえないお年寄りが一人や二人ではありません。あの戦争を潜り抜けて我慢をし、子どもを育ててきたお年寄りにまだ我慢をさせようとする民主党。お年寄りをはじめ誰でも安心して医療福祉が受けられるために、切実な現場の声が届けられない 比例定数削減を何としてもストップさせたいと思います。

和泉市共同センター

昨年12月議会に向け、大阪労連から市議会議長あてに意見書採択の要請を行いました。和泉市議会では意見書採択は全会一致を慣例としている中、民主党系会派は意見書案文中に「比例定数削減は民主党の一党独裁に道を開く」とあったことから難色をしましましたが、最後には反対しないとして、全会一致で採択されました。比例定数削減が党派を超えて幅広く共同が広がることが浮き彫りになったと思います。地元から要請行動を起こしたことを力に 毎月の「9の日宣伝」などで地域の世論を高め、憲法と民主主義を守るために引き続き奮闘していきます。

大学生の発言

毎年、自治会で学生実態アンケートを集め、国会要請に参加しています。昨年入学した1年生のほとんどが学費に負担を感じています。奨学金をかりる学生からはなぜ給付制にされないのか、奨学金をかりていても週6日はバイトしないと学費を払えないという声も。就活の問題でも、20~30社 ははじめに回るのは当たり前と思っている。教師になりたいが落ちて講師で働くことになり将来が心配との声も。比例定数の削減によってますます私たちの要求 から背いていこうとすることは本当に許せません。私たちの切実な要求にもっとたくさんの議員が耳を傾け、あつく議論をしてほしいと思います。

新日本婦人の会より

我が家は62才の私と70才の夫の2人暮らしで老齢厚生年金が収入源です。年金から介護保険料と所得税が天引きされています。国民健 康保険料と市営住宅の家賃を支払うと年金の残りは、1ヶ月当たり15万7千円。これで食費、光熱費、医療費など、とても足りません。赤字分は退職金や貯金を切り崩しています。今の5%の税率でも我が家で月1万円くらい消費税がかかっていますから、これ以上なんて許せません。こんな私たち庶民の声が届かなく なる定数削減は絶対反対です。

農民組合大阪府連合会より

菅首相がこの6月にも参加を決めるといっているTPPは、関税を原則ゼロにする完全な貿易自由化協定です。農水相の試算では、日本の 食糧自給率は40%から13%に激減し、関連産業だけでも350万人が失業し、日本から農業と農村が消えて無くなる、地域経済も崩壊してしまうという重大問題です。さらに関税以外の「非関税障壁」もなくしてしまうため、金融、医療、保険など公共事業への外国企業の参入など深刻な影響が心配されます。 「TPP行のバスには乗るな」の声を大きくして断固阻止しましょう。そのためにも、民意が届く国会にするため、比例定数削減は絶対に止めさせましょう。

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