大阪憲法しんぶん速報版 No.248

96条改憲反対の一点共同を広げよう

―950名が参加した「5.3憲法のつどい」をバネに、
96条改憲の本質とねらいを急いで府民に知らせよう―

 66回目を迎えた憲法記念日の5月3日、大阪憲法会議など6団体が、「安倍政権の改憲暴走を許さない!5.3憲法のつどい&パレード」をおこないました。エル大阪の「つどい」には超満員の950名が参加、パレードにも500名が西梅田公園まで元気よく行進しました。

  96条改定という姑息な迂回作戦で9条改憲をねらおうとする改憲勢力に、日本弁護士会、学者・法律家、国民から一斉に厳しい批判が沸き起こっています。96条改定の本質とねらいとともに、「憲法とは何か」「憲法の値うち」を府民のみなさんに急いで知らせましょう。それが伝わるなら、「それでも96条をかえよ」の声は圧倒的少数になるに違いありません。

4/24国会行動 大阪から6万5600名分の署名を提出

 4月24日に、憲法改悪反対共同センターは、院内集会・署名提出と議員要請行動をおこないました。大阪からは6万5600名の署名をもって参加しました。院内集会では、清水雅彦日本体育大学准教授が「96条改正論の内容と問題点」を報告。そのあと、大阪を含め25万人の署名が、日本共産党の笠井亮衆議院議員と井上哲参議院議員に手交されました。院内集会では大阪の取り組み状況を報告。集会後、憲法審査会委員への要請行動をおこないました。次回の提出日は6月5日です。大量の署名とたくさんの代表団を大阪から送りましょう。

「96条改正は「裏口入学」。憲法の破壊だ」小林節(慶大教授・憲法学)

 「改憲のハードルを『過半数』に下げれば、これは一般の法律と同じ扱いになる。憲法を憲法でなくすこと。私の知る限り、先進国で憲法改正をしやすくするために改正手続を変えた国はない。

 権力者の側が『不自由だから』と憲法を変えようという発想自体が間違いだ。立憲主義や『法の支配』を知らなさすぎる。96条から改正というのは改憲への『裏口入学』で邪道だ」

○どの世論調査でも96条改定反対が多数

              96条改定反対  賛成

・4.22 「東京」(共同通信) 46.3%   42.7%
・4.23 「産経」       44.2%   42.1%
・5.2  「朝日」       54%    38%
・5.3  「毎日」       46%    42%

○96条改定は9条改憲がねらい―改憲勢力の「浅知恵」が見込み違いに??

 日弁連や改憲派の学者、そして、多くの国民の「何のための手続き改正なのか」との疑問と批判の前に、96条改定という迂回作戦をとってきた自民党や維新の会の「浅知恵」がとんだ見込み違いとなってきています。そんな中で、石破自民党幹事長は「96条改正は将来の9条改正が視野に入っており、国民はそれを念頭に投票していただきたい」と本音を語らざるをえなくなっています(4.13日本テレビ)。

憲法いかす共同の行動の輪をひろげよう 
「5.3憲法のつどい」リレートーク発言より

全大阪生活と健康を守る会

 枚方生活保護自動車保有裁判は、大阪地裁において完全勝訴しました。安倍内閣がすすめる生活保護基準引き下げは、生活保護だけにとどまらず、70歳未満の医療費自己負担や食料など生活必需品、扶養の義務強化など生活保護の制度そのものを変えようとするもの。非正規雇用、解雇自由をすすめ、セーフティネットの破壊につながる。これで得をするのは大企業に他ならない。憲法9条と25条を車の両輪としてたたかう決意です。

桜宮高校元保護者

 3人の子供の母親として、体罰の改革をすすめる会でおこなってきた活動の経過報告をします。入試中止について「黙ってはいられない」と多くの保護者で橋下市長、教育委員会に申し入れを行いました。生徒、子供たちは宝です。主人公を無視して結論はこうだと押し付ける教育への介入には反対です。ともに行動を起こし続け、決して市長の思い通りにさせてはいけない。これからもともに発信し、がんばりましょう。

大阪宗教者9条ネットワーク

 宗教者9条の会、共通の活動として、カトリックや大谷派をはじめ、共同でやることで広がりが出ました。11教団で発行したブックレット「日本における宗教教団の戦争責任」を全国にしらせ、北海道から沖縄まで発送できるようになりました。共同によって9条の会の運動を強める役割を果たすことができたと思います。

働く女性の人権センター

 自民党の改憲草案にみられる「家族」という言葉は、性別役割分業をあたりまえのこととして使っている。シングルマザー、子どものいない夫婦、セクシュアルマイノリティは異端とされる。結婚、出産、私的なことを憲法で取り決めるのは時代の流れを押し戻すこと。戦争保障を安全保障に置き換えようとしている。戦争は多くの女性にとって生存を脅かされるだけではなく、性暴力を温存させるもの。暴力では決して問題は解決しない。命さえ奪う暴力、国が率先して行う暴力行為、戦争を許してはならない。歴史の歯車を逆に回させないで、憲法を次の世代へ渡していきましょう。

小田康徳さん(大阪電気通信大学教授)

 ピースおおさかは戦争の悲惨さとともに侵略戦争という戦争加害について見つめていこうというもの。こうした姿勢に対し、橋下市長は廃館を常にちらつかせ、維新の会など戦争責任を否定する勢力によって攻撃されています。開館以来20年以上展示リニューアルができていません。本来の館の設置理念をいかすリニューアルを成功させることによって、憲法を守る力、大阪の平和を願う世論にも大きな力が与えられるでしょう。平和を求める多くの皆様のご協力をお願いします。

参加者の感想文より99名の感想文のなかから一部ご紹介します

20代・男性、大学の友人たちは「改憲」に対して具体的なイメージ・実態がなく、改憲が行われれば自分たちの生活がどうなるかという部分が想像できていないのが実情です。非常にわかりやすく勉強になりましたが、若者に語りかける言葉がほしかったように思います。

30代・女性、(リレートークは)それぞれの社会問題に真正面からとりくみ、自分たち市民がこれを変えていくという気概が感じられてよかったです。

40代・女性、改憲させないために、今、何を訴えていかなければいけないのか。どういうとりくみが必要なのか。今の世論がどんな風に感じているのか。自分自身もしっかり学んでまわりに伝えていかないとと思いました。

40代・女性、押し付け憲法論をいう人ほど安保は押し付けとは言わないという言葉に納得。どうしてアメリカのいいなりに、ここまで政治はなっているのか、理解できません。次の選挙の結果次第で改憲されることが現実につきつけられている。本当にさせてはいけないと改めて思いました。

50代・男性、「憲法を学ぼう!」の大運動をしてはどうでしょうか。考えてみれば学校でもまともに教えていないのではないですか?生活者としての立場で改めて憲法を学び、生活にいかすような学習運動には大きな意味と力があると思います。

60代・女性、幼い孫を持つ私にとって、「自衛軍」など恐怖感なしには聞けない言葉です。「絶対に改憲は許さない」と改めて思いました。娘にも今日のレジュメを見せて、家族とともに考え行動していきたいと思います。

 

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