「5.3憲法のつどい」 大阪憲法会議梅田章二幹事長あいさつ

「5.3憲法のつどい」あいさつ

 本日の5・3憲法集会に多数お集まりいただきありがとうございます。

 5・3集会といえば9条の会おおさかが毎年記念講演会を行ってまいりましたが、今年は9条の会おおさかは、5月17日に赤川次郎さんをお招きして中之島公会堂で講演会を予定しています。本日は、大阪憲法会議、護憲・大阪の会、憲法を生かす会など6団体が実行委員会をつくって共同して開催するという運びになりました。

 さて、憲法をめぐる状況は、まさに「風雲急を告げて」います。自民党の改憲草案は、憲法9条を変えて日本を戦争できる国にしようというだけではなく、憲法そのものを完全に否定しようというものであります。権力をしばる憲法から国民を縛る憲法に変えようというものです。また、日本維新の会はその綱領のなかで、日本国憲法について「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実的な共同幻想を押しつけた元凶である占領憲法」だとして憲法に対する敵意をむき出しにしています。

 今や、憲法は、それを全面的に否定しようという挑戦状を突きつけられています。安倍首相は、最初の入口を96条としています。96条を変えて、そして9条を変えて、全てを変えるという作戦かもしれません。しかし、国会の3分の2か過半数かという問題は、単なる手続きの問題ではなく、立憲主義にかかわる極めて根本的な問題です。

 「立憲主義」という言葉、あるいは、憲法とは権力を縛るものということがようやくマスコミでも報道されるようになりました。この言葉は、憲法の専門書にでてくる言葉で、一般にはなじみのない言葉ですが、避けてとおるわけにはいきません。

 そういう意味では、憲法とはなにかという学習や議論が、どんどん広がっていくならば、日本国憲法の素晴らしさが確信となり、改憲を阻止する力に発展していくと思います。

 世論調査でもこの間、憲法9条を変えてはならないとする%が下がってきました。朝日の昨年12月では53%までさがりましたが、昨日の発表では2%アップの55%と上昇に転じました。この間、憲法論議が活発化してきた成果だろうと思います。

 また、96条改憲では、昨日の朝日は、反対が54%、賛成が38%と報じています。

 もうひとつの問題は、日本国憲法はすばらしいのですが、それを日常生活の場で実践しているかという点です。憲法19条、21条の思想表現の自由という点では大阪市の思想調査アンケート問題がありましたし、25条の問題では生活保護の切り下げ、26条の教育を受ける権利、27条や28条の問題では、労働者の権利や労働組合の権利はどうなっているのか。わたしたちのあらゆる生活の場面で憲法を実践しなければならないと思います。

 今日は、憲法施行66周年にあたります。憲法12条は「この憲法が国民に保障する自由及び権利は国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」と定めています。憲法を守ることは私たちの使命です。

 本日の集会とパレードを成功させていただくことをお願いし、主催者からのご挨拶とします。ありがとうございました。

梅田 章二

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